「給費生制度」を活用して挑戦するチャンスを掴め

「給費生制度」を活用して挑戦するチャンスを掴め

神奈川大学の「給費生制度」は、4年間で最大840万円の返還不要の奨学金を給付する手厚い支援が特徴。経営学部国際経営学科3年の大原浩之さん(北海道・名寄高校出身)は給費生として支援を受けながら、経営やスポーツ、英語の勉強や国際交流などに存分に取り組んでいる。給費生だけに提供される「海外語学研修」の経験や周囲の給費生の様子などについて大原さんに話を聞いた。


合格して初めて知った給費生制度

—給費生試験を受けたのはどういった理由からですか。

 センター試験前に合否が分かることから入試の安心材料になると考えて受験しました。奨学金の給付額や自宅外通学者への生活援助金といった制度の内容は、なんと合格して初めて知ったのです。あわてて確認すると、あまりに支援が手厚すぎて、両親も書類が届くまで信じていなかったくらいです。

——進学先に神奈川大学を選んだ理由は。

 小学校の頃からスポーツが好きで、スポーツ系・健康系についても学べる神奈川大学の経営学部に魅力を感じていました。理学療法士を目指して別の大学に通う中で再度受験に挑戦した形だったので、給費生として両親の負担を減らせることもあり、すぐに入学を決めました。

—給費生としての活動で印象に残っていることはありますか。

 1年生の時に給費生向けの海外語学研修に参加して、アメリカのパデュー大学に行ったことが大きな経験となりました。初めての海外だったので、文化も違うし、いろいろな人種の人がいて、大きなカルチャーショックを受けました。

 中学から英語をやってきて「ある程度通じるな」という手応えと、「まだまだやらないといけないな」という気持ちの両方を確認できたのは良かったです。

—海外語学研修の費用も多くを大学が出してくれるそうですね。

 自分で出すのは約10万円で、他には現地で使う分のお金が必要になるだけです。参加は義務ではありませんが、航空券の費用より安いので給費生になったらこの貴重な機会を活用してみることが大事だと思います。

奨学生で得た海外経験が国際的な興味の高まりに

—参加後に変わったことはありますか。

 「やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいい」と考えるようになりました。以前は「日本だけでいいや」という気持ちだったのですが、海外語学研修に参加したことで、自分が海外に興味があることを知るきっかけとなりました。知らない世界やさまざまな価値観があって面白いと感じましたし、「日本国外からいろいろと吸収したい」という気持ちが強くなりました。

 帰国してからは、学内のイングリッシュラウンジでネイティヴの先生と話して実際に使える英語を鍛えるなど、英語の勉強に力を入れてきました。海外研修のおかげで「細く長く英語を勉強してもう一度留学に行こう」と思えたので、それが大きなモチベーションになりました。

 その後、2年生の春休みにはニュージーランドに2ヶ月間留学しました。海外語学研修の時は一番下のクラスだったのですが、ニュージーランドでは上から二番目のクラスになれて、レベルアップを実感できたのが嬉しかったです。

—他にも英語を使った活動などに取り組んでいるのですか。

 神奈川大学に来ている外国人留学生を支援する「バディ」に登録しています。一緒にご飯を食べたり日本語のことを教え合ったりしながら、彼らの生活面のサポートをしています。現在はドイツ、モンゴル、リトアニア、香港出身の4人ですが、後期からはさらに16人が増える予定です。

—他の給費生との関わりや大原さんから見た印象はいかがですか。

 毎年4月に新しい給費生を受け入れる行事があって、その他にも給費生同士でご飯に行くことがよくあります。後輩には給費生試験を受ける高校生向けの雑誌をつくる活動をしている人たちがいて、私もそこに勉強や心構えについて体験談を寄せています。

 給費生は他の学生に比べて意欲や目標がものすごく高いと感じていて、「自分も見習わないとな」と刺激を受けることが多いです。みんな個性が強く、意識が高い人だけでなく、自由奔放な人やコツコツやる人などさまざまなタイプがいます。

 金銭面でのサポートがあってアルバイトの必要がない給費生の学生は、その時間をうまく活用している印象があります。「給費生として掴んだチャンスをいかに生かすか」ということに重点を置く人が多いですね。私自身も、最近は自分の時間を有効に使うことを意識しています。

支援が時間的余裕を生み勉強や就活に力を集中

—現在はどんなことに時間を割くことが多いですか。

 一番は勉強に力を入れていますね。経営学部には「キャリアショップシステム」という制度があって、会計、経営、スポーツ、サプライチェーンマネジメントといった科目から、自分で好きな授業を組み合わせて履修できます。そうやって興味のある分野を勉強するとともに、ゼミでは企業の(意思決定や内側からの改善を目的とする)管理会計について学んでいます。

 その他には英語や資格の勉強もしていますし、3年生なので就職活動としてインターンシップにも力を入れています。卒業後に必ず役立つと思うので、今のうちに社会勉強としてさまざまな業界を経験し、自分の見聞を広げていきたいと考えています。同級生を見ているとアルバイトで忙しくて就活があまりできていない人もいるので、給費生制度のおかげで時間が取れるのはありがたく感じます。

—これから給費生を目指す高校生に向けてメッセージをいただけますか。

 給費生試験に受かれば海外語学研修に行くチャンスがありますし、金銭面でのサポートで自分の時間を作れることも大きいです。給費生同士のコミュニティもあるので周りからさまざまな刺激を受けられるのもメリットになります。大学生活を通じてモチベーションを高く持って、自己実現を目指したい人には特にオススメなので、積極的に挑戦してほしいですね。

「給費生制度」

1933年から神奈川大学が実施する、独自の給付型奨学金制度。単なる経済支援だけではなく、広く全国から優秀な人材を募りその才能の育成を目的としている。12/22(日)に行われる「給費生試験」で給費生合格した学生が対象。入学金相当額(20万円)を入学初年度に給付、4年間で最大840万円の返還不要の奨学金が給付される(毎年継続審査あり)。また本試験で給費生に採用されなくても、2月に実施する一般入試合格者と同等以上の学力を有することが認められた受験生は「一般入試免除合格」として入学が許可される。

POINT 1

4年間で最大840万円給付

以下の学費免除・奨学金給付が実施されます。(毎年継続審査あり)

入学金相当額(20万円)を入学初年度に給付

文系学部(年額100〜110万円)/理工系学部(年額135万円)×4年間給付

自宅外通学者は生活援助金(年額70万円)を4年間給付

POINT 2

試験実施は12/22(日)、

大学入試センター試験前の1/10(金)に合格発表

ウェブサイトで受験科目ごとの得点および合格最低点が本人にのみ開示されます。

POINT 3

2種類の合格でチャンスが広がる

給費生合格    →奨学金を給付

一般入試免除合格 →2月の一般入試を免除 

(試験は3科目型で、難易度は一般入試と同水準です)

POINT 4

併願可能 + 現役・既卒不問

他大学との併願も可能です。

本学の推薦系入試で既に合格していても受験できます。

 現役・既卒の区別もありません。

POINT 5

全国20の会場で受験可能

多くの学生が地元および近隣地域で受験できるよう、

 全国に20の試験会場を設置します。

POINT 6

入学後のサポートも充実

希望する給費生は1年次の夏に海外語学研修に参加できるなど、

 入学後も学びのサポートが充実しています。

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