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安定、やりがい、地域貢献、一生続けられる仕事… 地方公務員は魅力の多い仕事で、大学生から根強い人気があります。日本文化大学は法学部のみの単科大学ですが、地方公務員を中心にとても高い就職実績を誇ります。なかでも、警察官への合格率は10年連続日本一。この就職力の秘訣を探るため、ユニヴプレス編集部では東京都八王子市にある日本文化大學のキャンパスを訪れ、教員、学生の双方からお話を伺ってきました。
取材:雫 純平(大学通信)
構成:岡本 淳司(大学通信)
「警察官合格率日本一」の秘訣は地道な数学の勉強から
教員の立場からお話をしてくださったのは、准教授で広報課長も務める黒田樹里先生です。
――「警察官合格率10年連続日本一」はとても素晴らしい実績ですね。この就職力の高さの秘訣を教え下さい。
黒田 就職力を高める様々な取り組みの賜物だと思いますが、一番大切にしていることは面倒見の良さです。1学年の定員が200名と規模の小さい大学ですので、教職員が学生一人ひとりとしっかり向き合って指導をしています。
――大学通信が調査したランキングでは、2018年卒業生の警察官実就職率*は44.4%と、2位(15.0%)以下に大きく差をつけています。元から警察官志望の学生が多いのでしょうか?
黒田 確かに「警察官合格率日本一」という実績が続いたことで有名になってきましたから、警察官志望の受験生が数多く集まってきていることは事実です。ただ、必ずしも警察官志望の学生ばかりというわけではありません。地方自治体や消防官、一般企業なども含めて、学生の希望に合わせ、各自が夢を叶えられるように指導をしています。
◎2018年 警察官実就職率
順位 | 設置 | 大学名 | 所在地 | 実就職率(%) |
1 | ◎ | 日本文化大 | 東京 | 44.4 |
2 | ◎ | 清和大 | 千葉 | 15.0 |
3 | ※ | 鹿屋体育大 | 鹿児島 | 11.2 |
4 | ◎ | 国際武道大 | 千葉 | 7.6 |
5 | ◎ | 山梨学院大 | 山梨 | 7.2 |
6 | ◎ | 環太平洋大 | 岡山 | 6.9 |
7 | ◎ | 大阪体育大 | 大阪 | 6.3 |
8 | ◎ | びわこ成蹊スポーツ大* | 滋賀 | 6.3 |
9 | ◎ | ノースアジア大 | 秋田 | 6.1 |
10 | ◎ | 徳山大 | 山口 | 5.8 |
実就職率=就職者数÷(卒業者数-大学院進学者数)×100で算出。設置の◎は私立、※は国立。大学名後の*はデータに大学院修了者を含む。同率で順位が異なるのは、小数点第二位以下の差による。大学通信調べ。
――キャリア教育は、どのように行っていますか?
黒田 キャリアマネジメントを必修科目としています。1年次は本学の教員が、2年次以降は公務員試験予備校の先生が担当します。入学直後からスタートし、4年次の公務員試験直前の対策講座までの実質3年間、連続して行われる体系的なプログラムです。
――入学してすぐにキャリア教育が始まるんですね。
黒田 実は、今年は入学前にも授業をやっています(笑)。日本文化大學を選ぶ学生は、就職を見据えて選ぶ場合が多いです。ですから、大学入試が終わってすぐの、夢に向かうモチベーションの高いうちからキャリア教育をスタートさせています。
――受験勉強が終わって、気がゆるむ間もなく次のステップへ進むわけですね。授業の内容はどんなものですか?
黒田 1年次は数学が中心です。公務員試験は数学的思考力を必要をとする問題が数多く出題されます。本学は文系大学ということで数学が苦手な学生も少なくないですから、早めに対策をして数学への苦手意識を払しょくしてあげたいという思いがあり、多くの授業時間をとっています。
――数学が苦手な学生にとっては入学後最初の試練ですね(笑)。数学以外ではどのようなことをやりますか?
黒田 法律や政治・経済などの社会科学に、歴史や文芸などの人文科学など、公務員試験に出てくるものは一通り対応できるようになっています。語学も、一般教養科目とは別に、公務員試験対策用の英語科目を用意しています。一般企業の採用試験にも対応していますので、「就職に関してはキャリアマネジメントさえ取っておけば大丈夫」という言い方を学生たちにはしています。
――キャリアマネジメントという1科目で1年次から内定までバックアップしてくれるのは、学生からすれば分かりやすいし安心できますね。面接対策はどのようなことをしていますか?
黒田 3年次のキャリアマネジメントⅢから面接対策が始まり、繰り返し練習していきます。また、同じく3年次の必修科目で就職情報概論というものがあります。専任の教員が学生それぞれの個性を見極めながら、各自の長所や資質・能力を引き出すエントリーシート対策、面接指導に加え、挨拶などのマナー指導も行います。他にも、ゼミの担当教官が指導をすることもありますし、学校生活の中で面接対策の機会は数多く用意されています。
――大学の就職対策というとキャリアセンターの職員の方が行うイメージですが、日本文化大学では教員の方が担当するんですね。
黒田 それも本学の特徴の1つです。職員や、外部講師が担当することであっても、大学が学生と関わることには原則として教員が参加するようになっています。私自身も准教授の立場ですが広報課として案内書などを学生と共に作ったり、学生の撮影に立ち会って一人ひとりに声をかけたり、学生と向き合うよう努めています。
――教員の方が親身に学生の面倒を見てくれるのは、少人数の大学ならではのことかもしれないですね。
茶道が必修!心を磨く教育とは
――今年の大学案内のキャッチコピーは「法を学び、人間性を磨く」。この「人間性を磨く」はどのようなことを指していますか?
黒田 創学者の蜷川親繼(にながわちかつぐ)先生は、「これからの日本を支えていく青年は、法の知識のみならず温かい人格をも兼ね備えなくてはいけない」と説かれました。法律を学ぶ前にしっかりと人格をつくるべきというこの精神は、もちろん今でも大切にしています。象徴的なところでは、1年次は男女とも茶道を必修科目にしています。
――茶道が必修!それは珍しいですね。
黒田 茶道で学べることは実はたくさんあるんです。形式的なところでは、姿勢の良さ、お辞儀の角度、言葉遣い、挨拶など。もっと深いところでは、相手に対する気遣い、謙虚さなど。人格形成のための教育の一環として、茶道は適していると考えています。
――大学名も「日本文化大学」ですし、日本の文化に学びながら人格を形成していくといことですね。
黒田 日本文化ということで言いますと、歴史が必修というのも大きな特徴ですね。2年次にはフィールドワークで茨城県水戸市の弘道館(江戸時代最大の藩校でありいわば当時最大の総合大学)へ見学に行く授業も組まれています。先人の教えを学んで、自分たちのこれからの考え方、生き方に活かしてほしいという思いがあります。
――茶道に歴史と、人格形成につながる特別な授業があって、さらに少人数の手厚い教育により先生が学生一人ひとりを導いていくというのが「人間性を磨く」なんですね。
黒田 そのような教育の甲斐があってか、学生同士の絆も強くて、上級生はとても後輩への面倒見が良いんです。例えば、4年生の公務員試験合格者は後輩のために自主的に勉強会を開くことがあります。ここで教えてもらった下級生たちが今度は上級生になって、公務員試験に合格してまたその後輩に勉強を教えてと、好循環が出来ています。
フィットネスジム付きの新校舎が11月にオープン。弓道場、模擬法廷など独自の施設も
――この取材の前にキャンパス内を歩いていたのですが、人工芝のグラウンドと建設工事中の建物が目につきました。
黒田 「第三次キャンパス整備プロジェクト」というものがあり、16年にグラウンドの人工芝化、17年1月末には新柔道場「立志館」、17年秋には地上4階建の総合新校舎「楽工舎」が完成しました。建設工事中の建物というのは、今年の11月に完成予定の新2号館のことですね。
――新2号館はどのような施設になるのですか?
黒田 最新鋭のフィットネスジムとダンスフロアが目玉になります。警察官や消防士をめざす学生が多いので、体力作りに使ってもらえれば。あとは、校舎なのでもちろん教室や自習スペースなどもあります。
――11月に完成予定ということで、今年の受験生は入学後に早速利用できますね。ほかにも面白い施設があれば紹介してください。
黒田 まず、本館であるこの楽工舎。勾玉みたいな、この変わった形の机は向きを変えるとグループワークがしやすくなっています。椅子は学生が選んだもので、色や座り心地など勉強がしやすいように細かい工夫がされています。校舎内には茶道用のお茶室に、模擬法廷などもあります。
校舎以外ですと、弓道場と剣道場、柔道場があります。弓道場は他大学から訪れる方もいるほど立派なものですし、柔道場は国際規格で、大学内で昇段審査をすることもできるほどです。武道は人格形成にもつながりますし、警察官志望の学生は武道をやっていることも多いので、これらの施設が教育に役立っています。
――キャンパス内にも見どころがたくさんありますね。最後に、受験生の方へのメッセージをいただけますか。
黒田 受験を検討している方も、そうでない方も、一度キャンパスに見学に来てみてください。今年は9月8日(日)と10月13日(日)にオープンキャンパス https://nihonbunka-u.ac.jp/opencampus/ がありますし、11月3日(日)には学園祭があります。
イベント日でなくても、普段からキャンパス見学を受け付けています。さきほどお話しした施設や、在学生の雰囲気など、色々な魅力が伝わると思います。
憧れの警察官に内定
学生の立場からもお話を伺うため、黒田先生より法学部4年生で警察官内定者の柳川五風希(やながわいぶき)さん(相洋高等学校出身)を紹介していただきました。
――日本文化大学に進学して良かったことは何ですか?
柳川 私は卒業後、警察官として働くことが内定しています。その結果も踏まえて、やはり公務員試験合格に向けたカリキュラムが用意されていたことが良かったと思っています。やるべきことを示してもらえたので、それに向かってまっすぐに努力することが出来ました。
また、同じように公務員をめざす学生が多くいますので、友人たちと情報を共有し合うことが出来たことも心強かったです。
――大学に入学してみて、入学前のイメージと異なっていることはありましたか?
柳川 大学というと大教室で先生から一方通行の講義を受けるイメージだったのですが、日本文化大学では真逆で、先生と学生の距離がとても近かったです。とても親身に指導していただきました。
逆にイメージ通りだったのは勉強量。公務員試験合格をめざすので勉強量は多いと覚悟はしていましたが、入ってみたら予想以上に大変でした。
――大学入学前から警察官になりたいと思っていたのですか?
柳川 大学入学時は漠然と公務員になりたいとだけ考えていました。警察官をめざしたのは大学入学直後の18歳の時です。原付自転車の盗難に遭い、慌てて交番に相談に行きました。そのとき担当してくれた警察官の方が、パニックになっていた私を見て「大丈夫、すぐ見つけるよ」って安心させてくれて。
実際に2カ月ほどで原付自転車も戻ってきました。そのときの警察官の方に憧れ、私自身も警察官になりたいと考えるようになりました。
――それは入学早々大変でしたね。原付自転車が戻ってきてよかったです。柳川さんにとって大学生活はどんな4年間でしたか?
柳川 入学してすぐに警察官をめざして気持ちが固まったこともあり、目標に向かって勉強尽くしの4年間になりました。筆記試験対策は大学のカリキュラム通りに。面接対策は、先輩たちが作ってくださった対策メモを基に、先生や友人に協力してもらい何度も対策をしました。また、警察官になる上で柔道の段位を取得したかったので、初心者から柔道を始めて1年間で初段を取得しました。
――4年間の努力の甲斐あって警察官に内定しました。どんな警察官になりたいですか?
柳川 一番に思い浮かぶのは、盗難に遭った時に私を助けて下さった警察官の方。どんなときも落ち着いて迅速に事件に対処できる、そんな警察官になりたいです。
――最後に、受験生に向けてメッセージをいただけますか。
柳川 公務員をめざすのであれば日本文化大学は最も適した大学だと思います。努力をする上で、進むべき道のりを示してくれる大学です。気になった方は、オープンキャンパスにぜひ来てみてください。私自身もオープンキャンパスに参加して進学を決めました。在学生が付き添って案内してくれ、個別に相談できる機会もたくさんあります。大学の良さがよく分かると思います。
*実就職率=就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100で算出。
◎取材後記
確かな未来がここにある―目標を共にする仲間と過ごす4年間
「こんにちは!」取材当日、キャンパス内は気持ちよく挨拶をしてくれる学生であふれており礼儀を重んじる大学という評判を実感しました。日本文化大學は1学年200人程度と少人数で、教員と学生、学生同士のつながりの深さを十二分に生かした教育が各所で展開されています。
編集部が感じた一番のストロングポイントは警察官、公務員など「共通の目標を持つひとが全国から集まってくる」ところ。他大ではこういった資格合格が伴う進路選びは自分で情報を収集し、キャンパスライフの誘惑を断ち切って、と孤独な闘いになりがちです。ところがここ日本文化大學では将来の目標を共有しているため、遊びの誘惑もなく、なにより「警察官?そんなの無理だよ」という他人の夢を壊すドリームキラーがいません。
勉強に励むこと。体を鍛えること、心の修養に努めること。毎日努力して生きていくことが当たり前で恥ずかしくない環境というのは実はなかなか得られないものです。そこの基盤がしっかりしているからこそ最新のスポーツ施設や数々の就職支援プログラムも効果を発揮するというものです。
公務員や警察官、一般企業。将来の目標に向かって突き進みたいと思っているみなさんは是非検討してみてください。キャンパスもあたらしく整備されておりきっと魅力を感じることと思います。
日本文化大學 広報課
〒192-0914 東京都八王子市片倉町977
電話: 042-636-5211(お気軽にお問い合わせください)
https://nihonbunka-u.ac.jp/