経済的支援だけでなく、学びの加速にもつながる奨学金制度|岐阜聖徳学園大学

経済的支援だけでなく、学びの加速にもつながる奨学金制度|岐阜聖徳学園大学

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経済的支援だけでなく、学びの加速にもつながる奨学金制度

樽井杏桂さん 看護学部4年 岐阜県立長良高校 出身
樽井杏桂さん
看護学部4年
岐阜県立長良高校 出身

2015年度から入試時の成績で授業料を全額あるいは半額免除するスカラシップ制度を導入した岐阜聖徳学園大学。今年度、ついにその一期生が卒業を迎える。看護学部の一期生でもある樽井杏桂さんに奨学金のメリットと看護学部の学びについてインタビューした。

奨学金はモチベーションに繋がる

―岐阜聖徳学園大学のスカラシップ制度をいつ知りましたか。

合格通知を貰って初めて知りました(笑)。通知の中に「スカラシップ選抜について、採用となりました」と書いてあったので、「これはどういう制度なんだろう?」と調べたら、授業料が全額免除になる奨学金ということが分かって。他の大学の看護系学部からも合格はいただいていたのですが、岐阜聖徳学園大学に入学することを決めました。

―奨学金の存在は大きかったようですね。

そうですね。当時は、姉が他の私大医療系学部に通っている最中で、ちょうど私の大学進学と時期が重なっていました。両親はあまり私にお金の話をすることはありませんでしたが、やはり経済的な負担は重いと感じていたようで……。「スカラシップで授業料が全額免除になったよ」と報告した時はとても喜んでくれました。これから進学を控えている妹もおり、両親に親孝行ができたと思っています。私にとっても、金銭的な心配をせずに勉強に専念できる環境はとても魅力的でしたね。

また、岐阜聖徳学園大学の看護学部が新設されたばかりだったということも入学を決めた理由の一つです。確かにまだ実績がないことは不安でしたが、最新の設備が揃っていましたし、何よりこれから歴史をつくるからこそ学生も教職員も一丸となって頑張れるのではないかと考えました。今振り返ってみると一期生として入学できたことは本当に幸運だったと思っています。

―奨学金についてプレッシャーを感じたことはありましたか。

授業料免除を受け続けるためには、一年ごとの審査をクリアしなければいけません。両親も喜んでくれていますし、「今年も審査を通過できるように頑張ろう」という気持ちはいつもありました。ただ、それはプレッシャーというよりは、看護師の勉強を続ける上での大きなモチベーションの一つになっていたと思います。

奨学金を利用して参加したオーストラリア研修

―なぜ看護師を目指したのですか?

中学生の頃、怪我の手術のため入院していたことがあり、看護師さんの言動に不安が和らいだことを強く覚えています。その時から病気や怪我で苦しんでいる人たちに安心をとどけられる看護師という職業に魅力を感じ、自分も目指すようになりました。また「安定した職業」ということも決め手の一つです。

―心に残っているカリキュラムを教えてください。

樽井杏桂さん病気で余命を宣告されている患者さんのもとへ伺う「終末期看護実習」が特に印象に残っています。死を目前にした方々と向き合う中で、「死は特別なことではなく、いつか自分にも訪れるもの」という現実を強く自覚することができました。自分も患者さんと同じ立場だと考えられると、「どんなケアをされたら嬉しいか」が自然と溢れてくるようになるんです。これは看護師の役割を学ぶ中で大切な気付きでした。

―オーストラリアでの海外研修にも参加されたそうですね?

海外の医療事情にも興味があったので、スカラシップとは別に看護学部独自の「海外研修奨学金(※)」を活用して参加しました。海外研修となると費用面での心配もあったのでこの制度は大変ありがたかったです。

研修では現地の病院を訪れ、医療体制を見学するとともに病院で働いている方から直接「患者さんに対する接し方」や「両政府の方針の違い」などをレクチャーしていただきました。私が伺った病院では、食事がタブレットで注文できたり、立地も緑豊かな場所にあったりと色々な点で日本との違いを肌で感じ、視野が広がりました。また、研修中は現地のご家庭にホームステイをしていたので、言葉の通じない環境でも意思を伝える力が身につきました。今、日本の病院では外国人の患者さんが増えており、「言葉が分からないから対応できない」というのは通じません。医療現場にもグローバルな人材が求められている中で、このような経験を積めたことはきっと現場に生きてくると感じています。

―今はどんなことを勉強されていますか。

すでに病院から内定はいただいているので、まずは来年2月の看護師国家試験に向けて勉強をしています。

―高校の先生や受験生にメッセージをお願いします。

自分の進路を決めるためには、まずはオープンキャンパスなどを活用してたくさん情報収集をすることが大切です。そして、その時には是非、奨学金にも目を向けてみてください。私は後から奨学金を知りましたが、給付を受けられることは経済的にも精神的にも大きな力になりました。積極的に奨学金を狙って欲しいです。

※看護学部で「海外研修」を受講する学生対象の奨学金(人数制限あり)。給付額は20万円。

学部ごとのスカラシップ制度の詳細は以下の通り。
(2019年度入試予定)

学部ごとのスカラシップ制度

※出願と同時に自動エントリーされる。※看護学部は病院独自の奨学金との併用も可能。

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