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関東の理工系大学でトップの就職率は優れた就職支援の証
社会で自立して活躍できる人材養成が東京工芸大学・工学部のミッション。もちろん、その大前提である就職にも強く、18年卒の学生の就職率は関東でトップ。高い就職率を支える就職支援の特徴について、工学部の就職委員長の山田勝実教授と就職支援課長の大橋和男さんに聞いた。
大学の人材育成力を数値化するのは難しい。その数少ない指標の一つが就職状況だ。その視点から東京工芸大学の工学部を見ると、極めて人材育成力が高い大学であることが分かる。大学通信が毎年行っている大学の就職状況調査によると、2018年卒の実就職率(※)は97.5%で、関東の理工系学部の中でトップなのだ。
就職率を支えているのは、学生の資質を伸ばす就職支援力。東京工芸大学では、3年次前期までを「キャリア教育期間」、3年次後期以降を「就職支援期間」と位置づけ、計画的な支援を行っている。
特長のひとつが、1年次からの連動したキャリア科目である。まず、自己分析や企業情報を収集しながら職業感を醸成し、2年次までに将来の目標設定をして、4年間の行動計画を明確にする。後期からはコミュニケーション力等を養成。この狙いについて、山田勝実教授は、こう話す。
「社会で活躍できる優秀な人材養成のために早い時期に目標設定を行います。日本を支える技術者の養成という本学の目標を遂行するためのカリキュラムです。19年度から1年次キャリア科目は必修になります」
キャリア教育科目は必修化と同時に、従来担当していた学外講師に大学の教員が加わる。教員と学生が話し合い、早期に将来の目標を定め、その達成のための時間の確保が目的だ。少人数の学生グループごとに教員が配置され、授業から得られた学生のキャラクターなどの情報を担任にフィードバックすることで、これまで以上にきめ細かな就職支援が可能になる。東京工芸大学は、学生が入学して良かったと実感できるよう、社会で活躍できる人材養成を目標に掲げる。この目標達成のため、教職員が一丸となって、キャリア教育を充実させているのだ。
高い就職率と就職先の企業の質を両立
就職率とともに、就職者の3人に1人が上場企業に就職するように就職の質も高い。背景にあるのは就職支援の充実だ。その代表的な取り組みである、企業を大学に招いて行う合同企業説明会について、大橋和男さんに聞いてみた。
「卒業生が働いている信頼できる優良企業を数多く招聘しています。本学の学生がほしい企業が参加するので、就職支援サイトでは得られない情報が得られるメリットがあります。学生の7、8割が説明会に参加した企業に就職します」
合同企業説明会の参加企業に優良企業が多いことが、就職の質の高さの一因。山田教授は、今後は企業内でのポジションにもこだわりたいと言う。
「与えられた仕事をこなすだけではなく、会社がピンチの時やこれから発展しようとしている時に力を発揮する、基幹的な部署で活躍してほしい。本学の工学部は、約100年の歴史の中で企業の中核人材を多数輩出していますが、もっと増やしたい」
企業の中核人材として就職するためには、大学院卒の専門性も求められよう。そうした状況に対応するために、大学院生を対象とした「修士キャリアデザイン演習」が昨年度から用意されている。
「アカデミックな知識やスキルは身に付いているが、自分は何をしたいのか明確に言えない大学院生が多くいます。そこで自分の意見を積極的に言えるなど、大学院卒として社会で必要な人間的な能力を養成する科目を開講しました。大学院生対象のキャリア科目は全国でも数校しかありません」(山田教授)
東京工芸大学の就職率の高さは、優れたカリキュラムの後押し以外に、個別の就職支援の手厚さも要因。大橋さんは言う。
「最後の一人まで学生の性格や出身地などを把握した上で、それぞれに適した企業を紹介します。学生が社会で活躍することを願って、教職員が最後までフォローした結果が就職率に現れているのです」
優れたカリキュラムと手厚い支援によって高い就職率を誇る東京工芸大学の工学部、このシステムを有効に活用して社会で活躍できる素地について、山田教授に聞いてみた。
「大学で成長して納得のいく就職をするためには、高校時代にある程度将来像を明確にしておくべきです。社会で活躍する姿を想像できる機会を高校で数多くもってほしいですね」
将来の目標が定まっていれば、他の学生に先んじて将来の目標に向かえる。もちろん、初年次のキャリア教育が充実しているので、入学時に目標が明確でなくても将来の活躍は可能だ。工学系の志望者は、東京工芸大学の工学部に注目したい。
※実就職率就職者数÷(卒業者数-大学院進学者)×100で算出