【北嶺中高】文武両道、「めざすなら高い嶺」 寮で学び「医学部・東大」を目指す。

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1986年に北嶺中学校を開校し、その3年後に北嶺高校を開校。以来、中高一貫の私立男子校として、毎年、東京大学や国公立大医学部に多くの合格者を出す道内トップクラスの進学校は、今や全国各地から優秀な生徒が集まる注目校だ。その中心となる谷地田穣校長に、話をうかがった。


ー開校以来、少数精鋭による教育を実施されていますが。

谷地田 日本や世界で社会に貢献するリーダーの育成を目指していることから、少数精鋭での教育を行っています。毎年、120名の募集です。教師が生徒の名前と顔を覚えられる人数で、生徒一人ひとりの得意・不得意を把握し個別指導を徹底しています。

ー少数であれば、生徒間にライバル意識が芽生え向上心が湧いてくるのではないでしょうか?

谷地田 どれだけ熱心に勉強しているかを、生徒は互いに熟知しています。それだけに、負けたくないという気持ちから、勉強により一層、取り組むようになっています。彼ができるなら、自分もできると考え、切磋琢磨するといった相乗効果は大きいと思います。

ー生徒に目標をしっかり持ってもらうことに、熱心に取り組んでいると聞いていますが。

谷地田 高校1年に相当する4年生までに、具体的な将来目標を設定できるようにしています。本校は、国立大学医学部や偏差値の高い有名大学に合格させることだけを目的としているのではありません。

そのため、なぜ東京大学の医学部や法学部へ進みたいのか、その理由を生徒に徹底的に考えさせます。受験のためだけではなく、自分の将来を見据えるためでもあり、目標や目的が決まれば勉強に一段と打ち込むことができるようになるからです。

ー具体的には、どのような取り組みを行っていますか?

谷地田 授業以外でも、勉強に専念できる環境を整えています。例えば、青雲寮では、北海道大学医学部などに進学した卒業生がチューターとして生徒に勉強を教えたり生活面の相談にも乗っています。

ー卒業生を招いて講演会を開催し、話をしてもらってもいますね。

谷地田 これも生徒に自覚を促す取り組みです。医師、外交官、弁護士、国際線パイロットといった憧れの職業に就き、グローバルな活躍をする卒業生が数多くいます。彼らから仕事内容を聞いたり、働くことの意義を学びます。

同時に夢を実現するためのハードルの高さがどの程度なのかを、難関を突破した先輩から直に実感できる点は非常に重要だと思います。卒業後にさまざまな分野で活躍している先輩の姿は強い刺激となり、やがて目標は決して夢ではなく頑張れば達成できると認識するようになります。

ー大学見学ツアーも実施されていますね。

谷地田 東京大学や東京医科歯科大学などを見学しています。各大学に進学した先輩たちが付き添い、さまざまな質問に答えながら案内してくれます。このツアーにより、目指す大学を身近に感じ、大学合格後の自分の学びを想像できるなど、大学への理解が深まり勉強の励みにもなっています。

ースポーツにも力を入れていますが。

谷地田 柔道とラグビーを校技として全員が取り組み、文武両道の教育を通してリーダーとなり得る価値ある人物を育成する実践です。本校は身体と心を鍛え、志をかなえる場です。したがって、生徒には勉強とスポーツを通じて強い精神力を養い、目標に向かって努力してほしい。私たち教師も、生徒同様、日々、必死に取り組んでいます。